引抜きしたみがき棒鋼は、表面層には引張り応力、中心部には圧縮応力が残留しています。
しかし、全体としてはバランスが取れて真っ直ぐな状態を保っているわけです。このみがき棒鋼の表層部の一部を切削などで除去するとバランスが崩れ、削った側に曲がってしまいます。これを矯正しようとすると、割れなどの問題が生ずる恐れがあります。
「内部応力調整みがき棒鋼」は矯正条件の変更により、残留応力を通常材より少なくした製品です。これにより、加工に伴う品質問題の発生リスクを抑えることが出来ます。詳しくは、品質管理課へのお問い合わせにてご確認ください。