同じ鋼種、同じロットでも切れ味(被削性)が違うのは何故ですか?

快削鋼は被削性改善のためMn、S、P、Pb等を添加しますが、これらによる介在物の形状分布に差がでるため、同じ線材のなかでも被削性に違いが出てきます。
連鋳法による鋼は、従来の造塊法に比べ部位によるバラツキは小さくなりましたが、まだ若干の成分のバラツキがあります。
それに加えて、圧延時の冷却速度が必ずしも均一ではないため、その影響で被削性の違いが出ることもあります。

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